3.11を絶対に忘れない
未曾有の大災害となった東日本大震災の発生から今日で8年。被災地は深い悲しみに包まれ、祈りを捧げる日を迎えたことと思います。
警察庁が発表した今年3月1日現在の被害状況では、亡くなられた方は12都道県1万5,897人、行方不明者は6県で2,533人。あらためて犠牲になられたすべての皆さまに哀悼の誠を捧げ、今も仮設住宅の生活を余儀なくされている皆さま、被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
4月2日から4日にかけて、宮城県と岩手県の被災地を訪問させていただきます。これまでの復興状況の道のりを現地の支部の皆さんからお聞きするとともに、自分の目で復興状況を確認するためです。そして、組合員の皆さんと接し、その思いをしっかりと受け止めてまいりたいと思います。
福島第一原発事故では、原子炉建屋は今も放射線量が高く近づけないばかりか、溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)が手つかずのまま残っています。遠隔カメラによる調査で炉内の様子が少しずつわかってきましたが、どうやって取り出すのか、取り出した後の保管先や処分方法も決まっていません。
また、ため込んだ汚染水は100万トンを超え、こちらも処分方法が決まっていません。先の見えない原発事故は今も続いていることを忘れてはなりません。
東日本大震災を風化させてはならない。
そして、3・11を絶対に忘れてはならない。これからも発信を続けます。